【冒険・挑戦・自分を、人生を諦めない】〜私の心の旅・前編〜
私が、
失いかけていた自分との信頼関係を取り戻し、自分らしく生きるため、
自分から目を逸らさないことを決意したのは、熊本地震の翌年2017年のことでした。
そこから私の心の旅は始まり、今年で6年。
それまでの人生でもいろんなことはそこそこできたし、それなりに満足もしていたような気もします。
同時に、「そこそこ…」「それなりに…」で十分だと言い聞かせ、自分を諦めかけてもいたのだと思います。
自分と本気で向き合うことを決意することは、私にとってとてつもない不安と怖さを伴うものでもありました。
それでも、ここまで歩いてこられたのは、紛れもなく自分を諦めたくなかった私自身の強い決意と、見守り、導き、支えてくれた師と仲間がいたから。
現在も、心理カウンセラーまた講師としての活動と同時進行で、私自身の心と向き合うこと、理解を深めるための学びを継続しています。
その中のひとつである【海外リトリート】への参加について、今回前編と後編に分け、レポートしたいと思います。
1回目は2018年に参加した、アメリカ・サンタクルーズでの5日間のリトリートでした。
非日常に身を置き、参加した仲間とともに朝から晩まで自分自身と深く向き合った旅は、私に深く意味深い気づきをもたらしてくれました。
それから約2年後の2020年次の目的地として予定されていたフランス・プロバンスへの旅が感染症の拡大により先行き不透明なものとなる中、国内でのリトリートを継続し歩き続けてきた私達に、とうとう今回チャンスが訪れました。
頭の中で想像している間は楽しみでしかなかったことがいよいよ具体的になったとき、
根強い心のクセや課題が否応なしに浮き彫りに…
(もう乗り越えた!と思っていた、思いたかったことも…)
お金のこと時間のこと
自分や、誰かや、何かに対してのこうでなければならないこうあるべきだという思い込み
自分の在り方がその一部となり成り立っている周囲の人達との関係性のバランス…などなど、
日常の中ではすっかり当たり前になり、気付こうにも気付けなくなっていることが、
そこから思いきって離れることで見えてきます。
自分の心のクセや課題に気づくことは、何度味わっても、何とも言えない、心がモヤッとしたり重たくなるような感覚を伴うものだな…と感じますが、
まずは「気付くことが始まり」なのだということは、心と向き合う日々を重ねてきた中で、私が確信していることです。
楽ではないけれどひとつひとつと丁寧に向き合い、必要に応じてサポートを受けながら本当に必要なこと(ケア)をしてあげることで、
「より健やかでより自分らしい」これからへの新たな選択肢や可能性を見出すことへと繋がるということも。
私にとっては、煩雑な旅の手続きや準備以上に、
「身近な人にこの旅について伝えること」
このことが大きく高いハードルとなりました。
ここまで…