心のためのお守り

夏のはじめ頃起きた、
息子の久しぶりの体調不良

様々なイレギュラーな状況が重なったことにより
バランスが崩れたようで、


大事に至らず済んだものの、
血の気の退く思いをしました。

頭の中では
自分の足りなかったところを責める声が聴こえ、
最悪の事態がよぎります。

心には
焦り、不安、恐れ、後悔が広がり、

体は
ドキドキ、ザワザワピリピリ…
とても不快な感覚が全身をかけめぐっていました。

幸いなことに、
そんな自分の状態に気がつくことのできたその時は、

「びっくりしてる、怖いよね…」と自分に声をかけ、
胸に手を当て、
深呼吸したり、
体へやさしく触れたりしながら
自分自身が落ち着くための手助けをしてあげることができ、
必要な協力をお願いして、
事なきを得ることができたのでした。

一方、
夏の終り頃に起きたもうひとつの出来事では、

私は強い不安を抱えたまま
「大丈夫」
「私がやらなきゃ」
そう言い聞かせて飛び出すように対応に。

結果的に、
こちらも大事には至らなかったものの、

後で振り返ると、
その時の私は極端に視野が狭くなっていましたし、
心は不信感や警戒心でいっぱいな状態

そして全身の神経がピリピリした感覚は
その後もしばらく続いたのでした。



私たちは子育ての日々の中で、
様々な状況に対応することが求められます。

きっと自覚している以上に多くの、
選択や決定を繰り返しながら過ごしていることでしょう。

その質や大小は色々あると思いますが、

自分の状態、
自分に起きている感覚に気がつくことができると
より適切で望ましい行動の選択が
可能になることがあります。

そして、
自分にとって安心や安定をもたらしてくれる要素にはどんなものがあるか…

日頃から試してみて
確認しておくことができると
いざという時に心強い味方になってくれます。

それは、
深呼吸や温もりや、
誰かの存在(思い出すだけでも)
だったりするかもしれません。

また、
後からできることもあります。

自分の心が受けた衝撃や傷の状態に応じて
自分自身を大切に適切にケアするための
選択肢を用意しておくことです。

ケガや病気や事故、災害など
予期せぬことが起こることや、

それらに遭ってしまうかもしれない可能性を
完全に無くてしてしまうことは残念ながらできませんが、

その備えや
その対応の訓練が必要に応じてあるように、

心についても、

日頃からできる積み重ねや
いざという時の準備で、
より適切な自分にとって望ましい行動を選ぶことができたり、
受けた傷の手当をすることが可能にもなるのだということを、
この2つの出来事から改めて学ばせてもらったように感じています。


大切な想いや大切な誰かとともに
1日1日を精一杯生きている私たちが、

安心や安定をもたらしてくれる心のお守りとともに
その人らしく行動することができますように…

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